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こころの相談室 酒井先生からのアドバイス

うつの傾向とケアの方法



うつの傾向とケアの方法

うつ病というよりも、「うつ症候群」と呼ばれる人が増加傾向にあります

精神が不安定な状態を一般に「うつ病」とわたしたちは認識していますが、具体的にどのような状態をいうのでしょうか?

誰でも生活において喜怒哀楽があると思うのですが、その中でも何も理由がないのに気分が落ち込んだり、意欲が低下する状態が一週間以上続いて、日常生活が普通に送れなくなった場合、「うつ状態」であると考えられます。

「うつ状態」の場合、特に女性に多く見られるといった傾向はありますか?

男女とも年齢に関係なくうつは増えています。なかでも、過食から始まって、うつになる若い女性が多いです。男性と違って会社で怒ったりできないなど我慢しなくてはいけないので、結果として、怒りを内面に溜め込んでしまう女性もうつの状態になりやすいですね。

うつ状態を防ぐためにはどのようにすればよいのでしょうか?

まずは、夢中になれるものを見つける。それこそアイドルの追っかけでもいい。とにかく心がダイナミックに動くような非日常的な趣味がある人はうつ状態になりにくいと考えられます。

もしも周囲にうつの傾向が見られる人がいた場合、周りはどのように接し、ケアすればいいのでしょうか?

うつの状態に陥っている人は無理をしがちなんです。早く良くならなければと無理に努力をする人は、よりマイナスになる可能性も高いです。周りの人のケアとしては、本人よりも気長に見てあげることが大切ですね。
「うつ病」という一種の病気よりも、「うつ症候群」と呼ばれる人が多く見受けられます。その人なりに様々な理由があげられ、もちろん個人差もありますが、何となくだるい、何となく億劫だと感じる人が後を絶たない。それだけ現代社会は、精神的な失調を起こしやすい時代と言えます。

うつの状態の治療法として、周りの人達のケアもとても大切ですが、薬以外の治療法としては何かあるのでしょうか?

本来、薬の多くは自然の資源が原料となっています。アマゾンなどの秘境にはまだまだ発見されていない資源があって、多くの製薬会社がジャングルに入って調査をしています。まさに、自然の中に健康の秘訣があるわけです。
また、人間が日頃食べているものでも、その作用が分析されているものはわずか10%程度と言われています。食物の力にはまだまだ未知な部分があり、その力に対する敬意がなくてはなりません。それが私の基本的なスタンスです。

そういう意味もあって、私のクリニックでは、通常の薬のほかに心に良い作用を与えると思われる健康食品を患者さんに勧めています。健康食品は自然物を精選したものという意味では、食物であると同時に薬でもあるんですね。
日本ではこれまでメンタルな面に健康食品を活かそうという姿勢がなかったのですが、ストレス社会が日毎に加速していることを考えると、そのような研究は今後ますます重要になってくるはずです。

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酒井 和夫氏

酒井 和夫氏Kazuo Sakai

1951年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、筑波大学 医学研究科博士過程修了。現在「ストレスケア日比谷クリニック」院長。オリコン・エンタテイメントより発売の書籍「患者が決めた!いい病院 2007年度版」内にてストレスケア日比谷クリニックが第3位に選出。

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