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こころの相談室 酒井先生からのアドバイス

ますます深刻化する衝動性疾患



ますます深刻化する衝動性疾患

感情のコントロールができない人、特に衝動性を抑えられない人の増加をどう感じられますか?

近年はまるで脳が制御不能になったかのような常識では理解しがたい事件が多数起こっていますが、2010年を過ぎたあたりから急激に増えた感じがあります。
以前、こういう事件には薬物依存が関係していることが多かったのに、最近ではごく普通の人が心のコントロールを失う例が増えたと言えるでしょう。

具体的な例をお聞かせ願えますか?

例えば、鉄道職員の方たちへの暴力行為の件数がここ15年間で3倍に急増しているそうです。また特に児童虐待は深刻で、95年には全国の相談件数が3千件もいかなかったのが14年には9万件近くに激増しています。
あとクリニックでの実体験では、警察や検察のいわゆる犯罪の専門家から直接、起こった刑事事件の動機が犯罪の専門家でも理解できず、被疑者、または被害者に精神障害があるのでは?という相談が増えたことです。昔は年に一回もあるかどうかでしたから・・・。専門家ですら理解のできない衝動性を持つ人が増えているということです。

昔は「キレる」は若者の象徴でしたが、今では「いい大人」が起こす感情のトラブルも増えましたね。

年齢と感情のコントロールにはもちろん関係があります。人類の歴史の中で、若いうちは知恵よりも腕力の発達や攻撃性の発現が求められ、そのなごりで13歳頃までは本来の性格が反映されるより、脳が衝動性・攻撃性を優先させます。
ただ、そのままではなく、成長により脳の神経回路は論理的・抑制的に再編されます。しかしながら、近年は本来起こるべき、脳の神経回路の再編がされないままの人が増えているのかもしれません。

衝動性疾患は病気と言えるのでしょうか?

実は、精神医学の中で、衝動性疾患に関しての研究はそれほど進んでおらず、あくまでも心の病の一症状として扱われてきた歴史があります。
しかし、うつや落ち込みに比べて、考え方(思考)や捉え方(認知)が著しく偏り、感情の爆発によって対人関係のトラブルに発展して、自分だけでなく周囲も苦しめてしまう人が増え続けている現在の状況では、もはや単なる症状の一つと受け止めることはできないと考えます。
特に最近では、パーソナリティー障害と言って、親や教師、上司などいわゆる社会的に模範になる立場の人がトラブルを起こすことが非常に増えています。これにより家庭や会社、教育現場などが崩壊してしまう事例が多いのに、対処法や解決策が明確にはないため、多くの精神科医が苦慮しているという現実があるのです。

衝動性は自ら抑えることができるのでしょうか?

今、ハウツー本などに感情は「放っておけば収まる」などと書かれていますが、人間の本能と結びついた爆発的な衝動性はそう簡単には収まることはありません。コントロールできなくなる前段階である「イライラ」「ムカつく」などの時点で解消して暴発を防ぐのがよいでしょう。
身近な所で言えば睡眠不足も脳が感情的になりやすくなる原因の一つです。十分な睡眠をとったり、趣味などに没頭し、感情を発散させることで前段階での解決が可能なのですが、そういった発散法を持たない人ほど、情報や知識に左右され、具体策を行わずより不安を溜め込んでしまうのが多いかもしれません。
まずは、衝動性を自分自身で抑える、コントロールできるという点に自分で気づいて欲しいと思います。

私が開発したキトサンのサプリもコントロールの一役は担いますが、本人が衝動性を生み出す原因を変えない限り、根本的な解決は難しいと言えます。
ただ、その解決策の一つとして感情の爆発を抑え、日常生活ができるようサポートしてくれるサプリがあるということを知っておくと本人や周りの方も安心できると思います。

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良い眠りへの薬とサプリの使い方

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酒井 和夫氏

酒井 和夫氏Kazuo Sakai

1951年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、筑波大学 医学研究科博士過程修了。現在「ストレスケア日比谷クリニック」院長。オリコン・エンタテイメントより発売の書籍「患者が決めた!いい病院 2007年度版」内にてストレスケア日比谷クリニックが第3位に選出。

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