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ほしのかたちみ~イデアサイコロジーの世界~

「エニアグラム」ってなに?



乳幼児期の親子関係

前回、人間の性格は「遺伝的影響」「乳幼児期に無意識に作られる認知様式」「乳幼児期・児童期の経験」「中学生以降の経験」の「4つのフィルター」で構成されているというお話をしました。そして、思春期に自我同一性を確立し、自分の能力を活かしながら幸せに生きるためには、「乳幼児期に無意識に作られる認知様式」=エニアグラムタイプを知ることが鍵になるとイデアサイコロジーでは考えています。そこで、今回はこのエニアグラムについてお話ししたいと思います。

エニアグラムとは、1950年代に思想家オスカー・イチャーソによって提唱された「9つのタイプによる性格分析法」でグーグル、アップル、IBМ、ソニー、トヨタなどの大企業が研修に取り入れていると言われています。

エニアグラムの9つのタイプの作られ方については、大きく分けて「生まれつき決まっている」という説と「乳幼児期の親子関係によって決まる」という説がありますが、イデアサイコロジーでは「乳幼児期の親子関係によって決まる」と考えているんですね。
前回、乳幼児期は口唇期(0~1歳半)、肛門期(1歳半~3歳)、男根期(4~6歳)の3つの段階に分かれるとお話ししましたが、イデアサイコロジーでは、この3つの段階のうち、どの段階のどのような経験から最も強く影響を受けているかでエニアグラムタイプが決まると考えています。

赤ちゃんは産まれた直後はお母さんと一体になっていますが、しばらくすると「自分と自分じゃないもの」に意識が分かれていきます。この時の自分は身体と分かっているわけではなく、漠然とした快・不快などの感覚の総合としての自分です。これが口唇期の世界なのですが、口唇期(0~1歳半)の赤ちゃんは「自分じゃないもの(=主に母親)」に受け入れられ、一体化することを欲します。

肛門期(1歳半~3歳)になると、子供は自分が「身体」であることを意識し始めます。そして、両親などの他人も「身体」であると認識し、その身体対身体の世界で自分が注目され、中心的存在であることを求めます。

そして、男根期(4~6歳)では言葉が発達するため善悪の概念が生じ、自分が「いい子」であると認められたいと思うようになるんですね。
以上のような3つの世界観の中で、欲求が満足された経験、欲求不満の経験、不安が大きくなる経験のどれに最も強い影響を受けたかで、エニアグラムタイプが決まっていきます。

このページの下のコーナーで9つのエニアグラムタイプの特徴を書いていますので、ぜひ自分の性格と照らし合わせながら、どれが自分に近いかを考えてみてくださいね。ただ、前回お話ししましたように、性格には4つのフィルターがあり、皆さんの性格はエニアグラムだけではなく、遺伝や親子関係の影響で作られている部分もあります。
次回は、それぞれの見分け方やコントロールの仕方、性格の全体像の捉え方などについてお話ししたいと思っています。

エニアグラムタイプの特徴

幼児期の経験による性格形成の傾向

エニアグラムタイプを判定してみよう

性格を作る4つのフィルターとは?

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春井星乃

春井星乃Harui Hoshino

お茶の水女子大学大学院博士前期課程修了。臨床心理士として精神科クリニックに勤務し、東京都スクールカウンセラーも経験。心理学・精神分析・エニアグラム(9つのタイプによる性格分析法)を通して、人間の性格構造を明らかにする「イデアサイコロジー」を提唱。著書に『「目覚め」への道の歩き方』。

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